風邪をひいたときに、皆さんはまずくすりを飲みますか?
『風邪は万病のもと』なんてことを言われます。こじらせるとやっかいなことにもなりかねません。しかし、風邪かなぁと思ったときも、あんまりたくさん薬を飲みたくないなぁ、飲まずに治るといいンだけど…というときありますよねぇ?
しかし、なんといっても風邪はひき始めが肝心!そこで、昔から伝わる体を温めたり、発汗をうながす野菜を使った民間療法を試してみるのはいかがでしょう?その後は、ゆっくりと寝ることが大切ですよ。
○ひきはじめには・・・・『ねぎ湯』
刺激臭のもとの硫化アリルと呼ばれる成分が発汗消化を活発にしてくれます。
<作り方>
ねぎの白いところ一本分を薄い小口切りにします。
湯1カップにみそ小さじ1をとき、ねぎを散らして出来上がり。
○たんには・・・・『大根おろし湯』
のどにやさしく作用し、たんの発生をおさえます。
<作り方>
大根5cmの皮をむいてすりおろし、絞る。絞り汁に熱湯1カップ、
はちみつ、しょうがの絞り汁各少量を混ぜて出来上がり。
○せきには・・・・『かぶの絞り汁』
せきやのどの痛みをやわらげる効果があります。
<作り方>
かぶ2個の皮をむいてすりおろし、絞る。
熱湯1カップ弱にかぶの絞り汁、砂糖少量を混ぜて出来上がり。
○熱があるときは・・・・『しょうが湯』
発汗、解熱作用があります。くずを使うので体も温まります。
<作り方>
くず粉大さじ1を水1カップでとき、弱火にかけて練ります。
しょうがのすりおろしを少量混ぜて出来上がり。
○寒気がするときは・・・・『にんにくの煎じ液』
毛細血管を広げ、体を温める効果があります。疲労回復にももってこいです。
<作り方>
にんにく1片、しょうが1かけをすりおろして鍋に入れ、水1カップを加えて
弱火にかけます。半分ぐらいの量になったらはちみつ少量を加えて出来上がり。
○体を温める・・・・『卵酒』
体を温め、緊張をほぐして熟睡しよう。体が冷たくならないうちに休みましょう。
<作り方>
鍋に熱湯を沸かす。ボウルに溶き卵1/2個分、砂糖小さじ1/2を入れて混ぜる。
湯せんにしてボウルの底を湯で温めながら、酒1/2カップを少しずつ加えて混ぜ
合わせて出来上がり。
○食欲のないときには・・・・『おかゆ』
食欲のないときでもできるだけ食べ物は取ったほうが治りも早いのです。
<作り方>
米2/5カップは洗い、2カップのみずにつけて30分おく。それを水とともに厚手の鍋に入れて火にかけ、煮立ったら弱火にし、ふたを少しずらして40〜50分炊く。そのまま5分ほどおいて全がゆの出来上がり。
☆全がゆは米と水の比率が1対5、五分がゆの場合は1対7にする。
作り方は全がゆと同様。風邪などの場合は全がゆで、胃腸の調子が悪いときや、
下痢のときは五分がゆぐらいにしてみましょう。
○下痢のときは
腹痛をともなったり、食欲がないときは無理に食べることはないと思います。
水やお茶、スポーツドリンクなどで水分をたっぷりとりましょう。
食欲が出てきたら、おかゆやなどを徐々にとるようにしましょう。
○眠れないときは
体や神経をリラックスさせる効果があるのは、タンパク質やカルシウムなどです。
お酒を少し入れたホットミルクなどを飲んでみましょう。
お風呂にゆっくりはいるのも効果的です。
○口内炎ができたときは
ビタミンB2不足が考えられます。牛乳やレバー、青菜などを積極的にとりましょう。
口角炎や舌炎などもビタミンB2不足が考えられます。
くれぐれも、体調に合わせて自己責任でお願いしますね。
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