今回はお風呂での事故を防ぐために、お風呂にはいるときの注意点を紹介します。
お風呂に入っていて思わぬ事故を起こす危険性が高いのは、なんといっても御年寄りです。冬場などはとくに浴室とお湯の温度差が大きく、体力のない人や御年寄りにとっては、血圧や自律神経にかかる負担が大きくなってしまいます。そのため、御年寄りなどがお風呂にはいるときなどは、浴室内にシャワーをかけるなどして、十分に温めておく必要があります。
また、『一番風呂は身の毒』といわれる方がおられますが、これは一番風呂は熱の伝わり方が早く、また皮膚にあるナトリウムやカリウム、脂肪などもお湯にとられてしまうため、疲れやすくなったり、血圧の上昇にもつながってしまいます。そのため、お風呂に入浴剤を入れるのは基本ですが、御年寄りのためを考えると、お風呂は、若い人からというのが本当の思いやりなのかもしれませんね。
次に気を付けなければならないのが脱衣所の温度です。脱衣所に暖房器具がないのは日本だけといっていいほど日本の家は無防備です。ただでさえ温度の急激な変化のあるお風呂にはいって、そのつど自律神経のスイッチを切り替えなければならないのですから、その切り替えが身体の負担にならないようにスムーズにおこなわさなければなりません。暖房器具のある家ならいいですが、ない家の場合は、浴槽のふたを開け脱衣所をその湯気で温めたり、シャワーで洗い場を温めるなどの工夫を行うと良いと思います。
そのほかは、
お風呂へ入る前後には必ず水分補給を行うようにしましょう。
お風呂にはいると思っている以上にたくさんの発汗があります。そのため、お風呂の前後には水分補給を行いましょう。とくにお風呂の前には欠かさずに水分を補給しましょう。お風呂の後に冷たいビールを・・・なんて楽しみにして水分をとらない方、気持ちはわかりますが、血液の粘度がましてドロドロ血になってからでは遅いのです。ドロドロ血は脳梗塞の他に、不整脈の原因にもなります。お風呂の前にコップ1杯の水をぜひ習慣づけてください。心疾患や、血圧の気になる方も、ぜひお勧めです。
頭にタオルをのせるのは何でだろう?
温泉などで見かける頭にタオル。これはたんに粋だとか、日本特有のスタイルというわけではありません。これは、お風呂につかることによって脳に温かい血液が過剰にめぐるため、水でぬらしたタオルを頭にのせてのぼせを防ぐという、実に理にかなった方法なのです。
湯冷めの防止には正しい上がり湯をしてみれば
せっかくお風呂で体が温まったのに、上がってしばらくたつとまた冷えて・・・ではせっかくのお風呂がもったいないですよ。お風呂で温まった後は、血管が拡張して血液のめぐりがよくなるんですが、拡張した血管はお風呂から出た後すぐには元に戻らないので、血液が運んでいる熱が、体がいに放出されてしまうのです。
本当は、お風呂から上がったらすぐにベッドに入ってぐっすり休めるのが理想ですが、忙しくばたばたしているとそういうわけにもいかないですよねぇ。そんな時は、上がり湯でなるべく湯冷めをしない工夫を心がけて見てはいかがでしょう。お風呂よりも少しぬるいお湯を、全身ではなく足にかけるだけで、血管は収縮し、体温の放出にストップをかけることができます。ただし、高血圧の方や心臓の悪い方はくれぐれも冷水による上がり湯は避けましょう!!
こんなことに注意しながら毎日のお風呂を楽しんでみてください。
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