捻挫の発生機転は、関節に強い力が加わって関節の正常な可動域をこえて、靭帯を損傷した状態を言い、次の3つに分類できます。
1、軽度・・・靭帯が引き伸ばされた(伸びて緩んだ)状態。
2、中度・・・靭帯に部分断裂があるもの。
3、強度・・・靭帯が完全に断裂した状態のもの。
治療
足関節捻挫の治療は、患部の損傷の程度によって変わってきますが、まずは応急処置としてRICE処置をしっかりと行ってください。初期治療が症状の進行を抑えてくれます。その後、程度に応じて・・・
1、軽度・・・冷湿布を貼っる、包帯や、伸縮テーピングなどで固定する、安静にする。
2、中度・・・ホワイトテープや、アルミ板などの副子、ソフトキャスト材などを用いて
固定を10日〜2週間ほど行います。
3、強度・・・骨折の場合と同じようにギプスや、キャスト材などによる固定が
約4週間前後必要になります。
これらの中度や強度の捻挫を放っておいてり、十分固定できていないうちに固定をやめてしまったりすると、習慣性の捻挫になってしまい、いつまでも腫れや痛みがひかず動きに支障が出たり、外からの軽い力によってすぐに捻挫を起こしてしまったりします。
これからスポーツをする子供や、仕事のある人はとくに注意をしてただの捻挫だと軽視せずに接骨院などの専門の医療機関を受診し十分な治療を受けてください。
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